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介護施設職員研修:「コミュニケーション力を高める実践」の報告です。






先日、母がお世話になっている
介護施設からお声かけ頂いて、

職員の方たちの、
コミュニケーション研修をさせてもらいました。
 

お題は、
「コミュニケーション力を高める実践」


副題は、
〜心を通わせるからだの触れ方〜 でした。
 



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職員の方たちは、
高齢の入居者さんたちの食事や入浴、
日常の身の周りのお世話をされています。

車椅子に乗っているぼくの母も、
毎日、職員さんたちのサポートのおかげで、
日々の生活ができています。



職員さんは毎日、
高齢の方たちの身体に触れて、
そうした業務をされているわけですが、

より相手にとって抵抗がなく、
気持ちよくサポートするために、
どんな視点と技術が必要か?

ということを伝えたいと思っていました。




ぼく自身が、クライアントの身体に触れる時に、
意識して大事にしていることは、

「触れる前に、触れている」

ということです。


これは、日野晃先生が主催されるワークショップや、
明鏡塾という医療従事者向けの講座の中で学んだことです。


簡単に言葉で言うと、

相手の目の前に立った時点で、
その人とちゃんと関係できるかどうかは
既に決まっている。

ということなんですが、


その本質を言葉で説明するのは、
無理があるなと感じています。

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なので、今回の研修でも、
理屈はそこそこにして、

実際にペアを組んで、
相手の前に立つ。

その時に感じる違和感を、
ペアである相手に伝える。

というところからスタートしました。



要は、相手にダメ出しをする。

というワークになるんですが、


そうしたことに慣れてない職員さんたちにとっては、
ことのほか、それが難しかったようです。




いわゆる、
「営業スマイル」ってありますよね。

0円で微笑むお店側の人は、
良かれと思ってスマイルを相手に送ります。

受ける側も、
仏頂面されるよりはマシなので、
そのスマイルを肯定的に受け取ります。


でも、ほんとうに
心の中から湧き出てきた笑顔と、

「私は笑っていますよ〜」と
アピールするためのスマイルは、


全く違います。

当たり前ですが。



日常の社会では、
「営業スマイル」をもらったら、

一応、ちゃんとしてくれてる。
という無意識的約束があるので、

それに対して、
「なんか気持ち悪い。」

とは言いませんもんね。笑



でも、ほんとうに心を通わせる、
ほんとうに相手につながるように身体に触れるには、

その嘘に対して、

「そんな笑顔は気持ち悪い」

と感じ取れる感性が必要になります。



その上で、
心から湧いてくる相手への気持ちを、
ちゃんと相手に伝える力がいるわけです。



偉そうに書いていますが(研修までやってますが)、
ぼくもまだまだその稽古途中です。




短い時間の研修で、
参加者がそれをできるようになるわけではありません。

でも、そうした視点を持って、
プロとして互いを高め合うために、

「ちゃんとダメ出しをし合いましょう。」

ということを伝えました。




これだけやっていると煮詰まるので、笑、
実際に、相手の身体に触れるワークもやりました。


二人組みになって、
相手の人が気持ちよく感じられるように、
背中をトントンと叩く、というワークです。

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このワーク、たいていの場合、

「叩く側の人」自身が、
「気持ちいい」と思うことをやりがちです。

「相手が気持ちいいように」というお題なんですが、

「ほら、気持ちいいでしょ〜〜〜」的な、
自分が思い込んだ強さやリズムでトントンしちゃうんですね。



ある年配の女性職員さんが、
まさに、その「押しつけトントン」をされていました。笑

皆さんに注目してもらい、
「これ、やってる人が気持ちいい、典型です〜」

とツッコミを入れると、
皆さん大笑いしてました。笑



互いにダメ出しをするのって、
なんか気まずくなりそうで、つい避けがちですが、

カラッとツッコむと、
意外に、笑いになるもんです。



ぼくが感心したのは、
この年配の女性職員の方の表情が、
そのあと変わっていったことです。


自分では良かれと思ってやったことが、
「それはあなたの押し付けでしょー」と
ツッコミを入れられ、

彼女は、そのことを考え始めたんだと思います。


その後、ワークは次々に進んでいき、
あちこちでツッコミと笑いが起きていたんですが、

その女性は、笑いながらも目の奥に真剣さがありました。


そして、二人組みでのワークが終わる頃には、
その方の相手への触れ方が、激変していました。


再び、皆さんに注目してもらって、
最初の時と今の、触れ方の違いを見てもらいましたが、

明らかに、「押し付け」は消え、

「相手が感じていることを感じよう」

とする意思が見えました。



短い研修の時間で、
「心を通わせるからだの触れ方」の本質が、
どれだけ伝わったかはわかりませんが、

プロとして働く職員の方たちの、
意識と技術が向上するための、
一石になっていればいいなと思います。




ワークの最後に、
母を見てもらっている入居者の家族として、
どれだけ助かり、感謝しているか、
ということを伝えさせてもらいました。



父が亡くなったあと、大阪で暮らしていた母。

その母の面倒を見ていた姉が病気で亡くなり、
老齢の母を沖縄に連れてくることになった時、
共働きのぼくの家で、母の生活を見ることは不可能でした。


いろんな施設を探し、
ぼくの家から歩いて5分ほどのところにある、
今の介護施設に母を受け入れてもらうことができました。

今は、その気になれば、毎日でも母と会える環境で、
犬の散歩のついでに顔を見に行くこともしばしば。

あの時の「この先どうしよう」という不安の中で、
安心して母を見てもらえる施設が決まった時の安堵感は、
言葉で言い表せないものでした。



職員の皆さんにも家族があり、
仕事と家庭の中で大変なこともありながらも、
この介護のお仕事を続けられていると思います。

そうした職員さんたちが、
90歳になる母の生活をサポートしてくれているおかげで、
ぼくも妻も、自分の仕事や生活を営むことができています。

入居者だけでなく、その家族も、
ほんとうに感謝しているということを、
お伝えしたい気持ちでいっぱいでした。

今回、たまたま研修という機会をいただいて、
職員の皆さんに感謝を伝えることができてとてもよかったです。


どうぞ、そんなお仕事に誇りを持って、
ご自身の家族のことも大事にしてください。

ということをお伝えして、


今回の研修を終えました。

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by teeda-smile | 2019-06-03 21:18 | セミナー等のお知らせ☆ | Trackback | Comments(0)