今日のリスニングボディ(心と身体をつなぐセラピー)は、 中学3年生の女の子でした。 肩の高さがアンバランスで、頭が首より前に出た状態。 肩が凝っていますが、本人に自覚はありません。 時々、学校に行きたくなくなるとのことでした。 彼女は、いわゆるハーフです。 お父さんがヨーロッパの方で、お母さんが日本人。 ぼくは、お父さんもお母さんも知っています。 二人とも自立した大人でありながら、 心遣いの細やかさを持った素敵な方たちです。 この二人に育てられた中学生の彼女も、 同じように感受性が高く、しっかりと自分の考えを話します。 彼女が幼い頃住んでいたお父さんの国では、 大人も子どもも、皆はっきりと物を言うらしく、 それがゆえか、 街なかで知らない人同士で言い合ってる姿をよく見る と教えてくれました。 逆に日本の学校では、 表面的には仲良くしているように見えても、 こっそり陰口を言ってることがあって嫌だ、と話していました。 また、学校では、同学年の友人たちの言動、振る舞いが、 幼く感じてしまうことがよくあるといいます。 ある時、わざとぶつかってきた男子の持ち物が床に落ちたときに、 自分は悪くないので、何も言わずにいたら、 周りが、ザワっとなったそうです。 「普通の女子は、『ごめんねー!』って言って 拾ってあげたりするんだけど。」 そうしなかった彼女に対して、 先生は、「◯◯くんは幼いところがあるから、少し気遣ってあげてね」 と言ったそうです。 そりゃ、学校行くのん アホらしなるよなー。 と、思わず口に出てしまいました。 なんで、幼い方に合わさないといけないのか。 先生(大人)は、その男子の方に、 「なに幼いことやってんの。いい加減にしなさいよ。」 とたしなめるべきだと、ぼくなんかは思ってしまいます。 「でも、こんなこと周りの友だちに言っても多分わからんし、 共感してくれる人が周りにいない。」 と中3の女の子は言いました。 「●●ちゃん、将来、やりたい仕事とかあるん?」 とぼくが尋ねると、 「なにか国際的な仕事、キャビンアテンダントとか旅行関係とか」 と彼女は答えました。 「そうかー。それやったら、今、●●ちゃんが経験してることが、 将来、アドバンテージになる可能性が高いかもしれんなー。 ●●ちゃんみたいにさー、ヨーロッパの人の感覚と日本人の感覚を、 本で読んだ知識じゃなくて、自分の体験として知ってる人って、 そう多くないと思うんよ。 それぞれのええとこも悪いとこも、感じられるし、経験してるやろ? 色んな国の人と関わるんやったら、その感覚と体験は長所になるんちゃうか。」 ぼくがそう言うと、 ●●ちゃんは、ニコッと笑って、 「そんなふうに考えたことはなかった」と言いました。 このときの、素直に反応する彼女の心の動きと、 それをすっと言葉にして表現するところが、 自立した大人と話をしているようで、ぼくはとても心地がよかった。 「でな、今は中学生で、不自由やろ。 その代わり、お父さんとお母さんに守られてるやん。 けど、あと3年もしたら、 自分で決めれることが一気に拡がるで。 ほんで責任も自分で取るねん。 せやから、はよ大人になったほうが得やで。 自由が増えるからな。 歳はおとなになっても、大人になってない人って、 残念ながらいっぱいおるんやけどな、 その人らは、不自由やねん。 せやから、人のせいにして怒ってる事が多い。」 ●●ちゃんは、何かを考えているような表情で、 黙ってぼくの話を聴いていました。 ここからは、ぼくの考えたことですが、 (日本の)世間は、子どもに合わせる面が強すぎるんじゃないかと感じています。 実際の子どもに対してもそうだし、子どもっぽい考え方に対しても。 たしかに共感することは場合によって大事だけれども、 いつもいつも相手の言い分を聴いてやる必要はない。 ある基準を引いて、ここよりこっちはヨシ。 そうでないのはダメ。 と、はっきり示す、ということも、 とても大事な愛情の伝え方だと思うんですよね。 子どもは、いつまでも子どもでいていいわけじゃないですからね。 いずれ、その子と大人同士の関わりを持つ事が前提です。 というか、その前提でいると、 子どもを変に子ども扱いすることなんてそもそもないし、 むしろ、大人が真摯に相手と関わる態度以上のものが、 その子と関わるときに求められると思います。 背の高い●●ちゃんは、ヒールを履くのを躊躇することもあるそう。 「そんなん気にせんでええで。 背の高いスラッとした女の子が、 ヒール履いて、パシーっと決めてんのがカッコええねん。」 と、ぼくは伝えました。 問診のときに、うつむき気味だった頭が、 セッションのあとでは、少し上に伸びているように見えました。 なんか、トケイソウにも似てる気がします。 ____________________________________________ ●ぼく、阪中ゲンの、長い長いプロフィールです。 恐らく、最後まで読める人はほとんどいないと思います。笑 ─────────────────────────── 【リスニングボディセラピー】 からだの症状からこころ(無意識)の感じていることにアクセスし、 自分らしい在り方へと近づくためのセラピー。 自分の深い感性とつながった生き方を取り戻していくセッションです。 【個人コンサルティング】 あなたの「ありたい未来」を明らかにして、実現への行動を引き出します。 そもそも、どうありたいのか? 「強い欲求」が鍵になります。 今いる場所からゴールへ向かう道は、小さな行動の積み重ねによって埋められます。 【心理カウンセリング】 つらい心の内や、人に相談できない悩み、 なかなか解決することのできない問題や、言葉にすることが難しい感情など、 来談者中心カウンセリングを元に、あなたの悩みの解決に向けてサポートします。 ────────────────────────────── ■てぃーだスマイルで学ぶ 【リスニングボディ・セラピスト養成講座】 からだを整えることと、心のメンテナンスを同時に行い、 心の詰まりを解放することで、からだをゆるませる。 <心とからだをつなげる> ボディワーク&心理セラピー「リスニングボディ」 「心理学」「ボディーワーク」「カウンセリング技法」 「東洋医学」「コミュニケーション技法」などを融合した オリジナル・新セラピーを学びませんか。 【プロフェッショナルセルフ発揮スクール】 自分の能力が充分に発揮できないのは、 それを邪魔する力「ネガティブ脳」が優勢になっているから。 あなたの力が最大限に活かされるモードになるには、 「ポジティブ脳」を活性化させる必要があるのです。 あなたが持つ能力を常に最大限に発揮できるようになる、 心理学や脳科学に基づいた理論と実践法を約3ヶ月で習得します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ てぃーだスマイル (沖縄県中頭郡読谷村内) TEL / 090-2282-8697 http://teedasmile.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
by teeda-smile
| 2020-10-18 22:50
| なんやらかんやら
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