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大阪日帰り ありがとうを伝えに。

まいど、

てぃーだ整体院の、
阪中ゲンです。

ようお越しくださいました。



昨日、日帰りで大阪に行ってきたのは、

姉に、ありがとうを伝えるためです。



ぼくよりひと回り歳上の姉は、

「私はいいから、あんたらがええように。」

という性分でした。



離縁した後は、カラオケ喫茶を営んで、
双子の姉妹を育てました。

娘たち(ぼくにとっての姪っ子)も30代になり、
それぞれ、3人と2人の娘の母親になりました。



ぼくと弟が小さい頃は、

「うちの弟ら、男前やろ〜?」

といつも自分の友だちや知り合いに自慢(?)してくれました。





今からちょうど一年前に、進行性のがんが見つかり、
姉は、いくつかの科学的治療を行ってきました。

病巣は一時小さくなったものの、
その後、転移と成長の勢いを強めました。




会って、ありがとうを伝えるのは今しかない、

そう思って、昨日、妻と2人で大阪に飛んだのでした。



痩せた身体でベッド横たわる姉は、
ぼくと妻の顔を見ても笑顔にもなれないくらい衰弱していました。

妻と姪っ子と一緒に、シーツを取り替え、
熱いタオルで体を拭いて、着替えさせてやりました。

脱水で乾いた口に、細かく砕いた氷を入れてやりました。



ずっと苦しそうで、会話をすることもつらそうな姉には、
「ありがとう」さえ、伝えることが難しい状態でした。

ぼくは姉の身体をさすりながら、


ありがとう、って伝えるなんて、簡単なこととアタマでわかってても、
身近な人に対してはなおさら、そうしないことが多い。

そして、いざ、ありがとうって言おうと、
こうしてここにいるのに、それができないって皮肉なもんや、

そう感じていました。



姉とは話らしい話もできないまま、
姉の元を離れなければならない時間になりました。


妻がベッドの姉に近づき、抱擁すると、
姉は声を上げて泣きました。


ぼくも姉の身体を抱き、頬をつけて、
「ありがとう、ありがとう、姉ちゃん。」
と伝えました。







今朝、姉の容態が急変したと連絡があり、

夕方、姉は息を引き取りました。



早かったな、姉ちゃん。

と思いましたが、無念さは大きくありませんでした。




明日、ぼくはまた大阪に向かいますが、

昨日の大阪日帰りがなかったとしたら、

今のような気持ちでは大阪に向かえなかっただろうと思います。




セッションの予約の変更をお願いした人たちには、
ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。


来週からはいつもと同じように。
てぃーだ整体院でお待ちしています。




ありがとうございました。


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by teeda-smile | 2014-07-05 02:43 | なんやらかんやら


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